2015/10/14
【アメリカ国籍】元交際女性のIDで不正アクセスするなどして逮捕
長崎大助教不正アクセスで逮捕
長崎大学の34歳の助教が、元交際相手の女性が勤務していた大学のサーバーに女性のIDとパスワードを使ってアクセスを繰り返していたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、長崎大学大学院・工学研究科の助教で、アメリカ国籍のA容疑者(34)です。
警察の調べによりますと、A助教は、ことし3月から4月にかけて、元交際相手の女性が勤務していた大学のサーバーに、女性のIDとパスワードを使ってアクセスを繰り返したとして不正アクセス禁止法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、不正アクセスは、A助教の研究室や自宅からことし5月までの8か月の間に6800回余りにのぼり、その一部は女性になりすまして女性の同僚にメールが送られていたということです。
また、メールの中にはこの女性の画像がつけられていたものもあるということで、警察はいわゆる「リベンジポルノ」防止法違反の疑いもあるとみて調べています。
警察の調べに対し、「不正アクセスだとは思っていない」と供述し、容疑を否認しているということです。
A助教の逮捕を受けて長崎大学の河野茂理事は、「教員が逮捕されたことは誠に遺憾であります。世間をお騒がせしまして、誠に申し訳なく思います。今後の事態の推移を注視するとともに、厳正に対処したいと思っております」とするコメントを出しました。
長崎大学によりますと、A助教は、去年4月に長崎大学の大学院工学研究科に助教として採用され、プラズマ工学の研究をしていたということです。
NHK NEWS WEB 10月14日 19時03分
※記事中の被害者名、加害者名については匿名化しています